2009年 10月 19日 ( 1 )

部屋づくり


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数えてみたら、ぼくはこれまでに13~4回ほど引越しを経験したことがあるらしい。
親元を離れ、転居を重ねるごとに“仮の住まい”という意識が強くなり、現在もその気持ちに変わりはない。
特にスウェーデンに渡ってからは、身に携えるものがより削ぎ落とされ、それは家族を持つことによって回復傾向にあるものの、やはりどちらかといえば殺風景で、あるもので取り繕ったインテリアの中で生活している。スウェーデンに住んでいた当時などは、友人が訪ねてくると家財の少なさに驚かれることがしばしばだった。
“染屋の白袴”とはよく言ったもので、家具屋もまた自宅のために家具を作っている暇などなかなかないのが実情なのだが、同時に、優れた制作者は優れた使用者であるべきだとも思っている。

今の住まいに越して一年以上が経ち、本日ようやく一棹の箪笥が我が家にやってきた。
十数年前に他界した妻の祖母のものを、実家から譲り受けたのである。
家具がひとつ収まると、部屋がより部屋らしく感じられる。

娘がせっせと拭き掃除を手伝ってくれた。


by tass-blog | 2009-10-19 06:40 | 日々 | Comments(0)