ドットと +


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裏と表、模様違い
"ドット" と "+"

映画などを見ていて、ふと「このマフラーいい」と思うと大抵 "編み" のマフラーで、たて糸が無いために色が明確に分かれている。

このマフラーは "織り" なのにたて糸の存在が意識されず、まるで手で描いたように模様が浮き出ている。その上、裏と表が完結した全く違う模様。
それなのになんと、ベーシックな平織。

模様がたて糸に影響されず、その上綺麗に見える 「 技法 + 素材 + 色 」 の組み合わせを模索するのが、けっこう好き。


結局私は、たて糸の存在に常に影響を受けるのを避けたがりで、"織り" の中でも 「 たて糸が見えてこない ローセンゴン 」 とか 「 よこ糸が見えないリップス 」 とかが好きなことを考えると、"織り" という大海原の中で結構不自由しているな、と思う。だから "織り" よりは "編み" とか " パッチワーク " とかのほうが向いているんじゃないかと時々思う。

だけどその不自由さが、私を「 奢侈禁止令が生んだ江戸の渋好み 」 みたいな、細くて深い道へと導いてゆくのかもしれないと思ったりもする。



by tass-blog | 2010-11-08 21:24 | 日々 | Comments(0)
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